★☆★「引き出しの中までスッキリ。小物整理のアイデア」★☆★

部屋別収納

「引き出しの中、気づけばごちゃごちゃしてしまう…」
そんな経験、ありませんか?外からは見えない場所だからこそ、つい“とりあえず入れておこう”となりがちです。でも、見えない場所が整うと、思っている以上に気持ちまでスッキリします。今回は、引き出しの中を整えるための、やさしい小物整理のアイデアを紹介します。

1.引き出しがごちゃつく理由を知る

引き出しの中が散らかる大きな原因は、「分類があいまい」なこと。
ペンやクリップ、ハサミ、輪ゴム、電池…といった小物たちが同じ空間に混ざると、必要なものを探すのに時間がかかり、気づけば“なんとなく詰め込むだけ”の状態になってしまいます。
まずは、引き出しの中身をすべて出してみましょう。
「使っている」「しばらく使っていない」「もう使わない」に分けるだけで、驚くほど整理が進みます。最初は少し手間に感じても、いったんリセットすることで、その後の片付けがぐんと楽になります。

2.分け方のコツは“使う場所と頻度”

引き出し整理のコツは、「何を、どこで、どのくらい使うか」を意識すること。
たとえば、文房具ならよく使うペンやメモは手前に、あまり使わない替え芯やテープ類は奥に。
キッチンなら、毎日使う菜箸や計量スプーンは取りやすい位置に、季節ものの型や道具は奥や別の場所にしまうと、動線がスムーズになります。
さらに、「使うときの姿勢」を意識して配置するのもおすすめです。立ったまま使うキッチンなら上段に頻度の高いものを、座って使うデスクなら手元近くに必要なものを置くと、ほんの少し意識するだけで動作の流れが変わります。

3.仕切りやトレイで“区切る収納”

引き出し収納の大きなポイントは、「区切り」をつくること。
100円ショップなどで手に入る小さなトレイや仕切りボックスを使うと、見た目も使い勝手もぐっとよくなります。
キッチンなら「カトラリー用」「調理ツール用」「ストック用」と分けて。
リビングなら「文房具」「充電器」「お薬」など、カテゴリーごとにまとめると便利です。
同じサイズのトレイを並べると見た目も整い、空いたスペースも把握しやすくなります。少し余白を残しておくことで、新しいものを入れたときにも対応できます。
また、よく動く引き出しほど“滑り止めシート”を敷くと安定感が増し、トレイのズレ防止にもつながります。

4.“仮置きスペース”を作らない工夫

引き出しは、気を抜くと“とりあえずの置き場”になりがちです。
そこでおすすめなのが、「一時置き用のボックスを別に作る」こと。
リビングやキッチンに“後で片付けるもの”を入れる小箱を用意しておくと、引き出しには必要なものだけを残せます。
さらに、「引き出しの1段は空けておく」という方法も有効。空間に余白があることで、新しいものを無理に詰め込まなくなり、自然と物量のバランスを意識できるようになります。

5.維持のコツは“詰め込みすぎない”

せっかく整理しても、すぐに散らかってしまう原因のひとつは容量オーバーです。
引き出しは“7割収納”を意識し、ゆとりを残すことで、取り出しやすく戻しやすい状態を保てます。
季節の変わり目や年末など、年に数回の“見直しタイム”を設けると、溜め込みを防げます。
1か所でも整った引き出しがあると、「ほかの場所も整えたい」という気持ちが自然に生まれます。小さな達成感を積み重ねることが、暮らし全体の整え方につながります。

まとめ

  1. 素材と色で統一感を出す:トレイや仕切りの素材・色をそろえると、見た目がやさしく整い、取り出しやすさも向上します。
  2. 使用頻度と場所で分ける:よく使う物は手前に、使わない物は奥に配置。動線を意識すると自然と整った状態が続きます。
  3. ラベリングで中身を明確に:ラベルをつけることで、誰でも迷わず使え、家族や同居人と一緒に整理を維持できます。
  4. 見せる収納と隠す収納をバランスよく:お気に入りの小物は見せて、生活感の出る物は隠す。余白を意識するとスッキリ感が増します。
  5. サイズ・配置・7割収納で長続き:引き出しのサイズに合わせ、ゆとりをもたせて配置。定期的に見直すことで、整った状態を維持できます。

引き出しの中は見えないからこそ、整えることで心の余白も生まれます。
まずは一段だけでも整理してみると、暮らし全体の快適さがぐんとアップします。
小さな工夫を少しずつ積み重ねて、使いやすくスッキリした引き出しを作ってみてくださいね。

 

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